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ブログ 浜辺の事務所から

日々の出来事を徒然に綴っています。

ブログ 浜辺の事務所から 第185話

【書評】社員を「大切にする」から黒字になる。「甘い」から赤字になる

公開日
2018.10.09
投稿者
島田 直行( 所長弁護士)

人手不足もあってビジネス書は,採用とか人材教育に関する本が目立つようになりました。日本社会で労働人口が減少していくことは既定路線ですから縮小していくなかでいかに現在の人材の定着率と生産性を高めていくかがポイントになります。

こういった社員を大切にするというのは日本的資本主義の原点だと考えています。日本で解雇規制が厳しいのも社員を労働力ではなくひとりの人と見るからでしょう。グローバル化であらゆるものが普遍化していく時代だからこそ経営の基本姿勢は大事にしたいものです。

ですが社員を大切にするということは,社員に対して甘い態度をとることではありません。この本のスタンスは,まさに”大切にすること”と”甘い”ということの違いを実例をベースに紹介するものです。

社員に対して甘くなってしまうと数字から離れて大義名分などの抽象的な精神論ばかりがでてきます。それでは事業になりません。どれほど立派な思想や精神を説いたとしても収益が上がらないと誰もついていけません。人は雲を食べるわけではないので。

社員を大切にするということと社員に対して甘いというのは,二律背反的な関係ではありません。社員を大切にしながら求めるべきものは求める。そういったスタンスがリーダーに必要だと伝える一冊です。