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ブログ 浜辺の事務所から

日々の出来事を徒然に綴っています。

ブログ 浜辺の事務所から 第214話

僕らは自分の怒りとどのようにつきあうべきなのか

公開日
2019.02.02
投稿者
島田 直行( 所長弁護士)

僕らは,感情のひとつとして「怒り」をもっている。それは捲土重来というようにエネルギーになることもあれば感情の暴走になってしまうこともある。怒りが危険な感情であることはわかっているが向き合い方について考えることはあまりない。何かのトラブルを目にして頭にきてフラストレーションを抱えながら耐えるほかない。それがまた感情の集積になり新たな怒りの要因にもなってしまう。僕らはいつも怒りへのアプローチを模索している。

昨日の午後は事務所でアンガーマネジメントという研修を受けてみた。講師は小林洋子先生。事務所スタッフ全員で「怒りについてどのように接するべきか」について話を伺ってみた。「いちばん傾聴するべきなのは気の短いあたし」というのはわかっていますけどね。

3時間のセミナーでしたがあらためて「怒り」について学んでみると自分の感情を切り離して自分の問題点を見ることができた。研修のいいところは自分を客観的に見ることができること。なかなか自分というものはわからないものです。

アンガーマネジメントのいいところは,怒りを抑圧するというものではなくマネジメントするということだ。感情の抑圧は,それ自体がストレスになるから問題の解決にはならない。それに怒りというはときにモチベーションにもなることを誰しも知っているだろう。だからこそうまくコントロールするところがポイントになってくる。

コントロールの前提になるのは,感情は継続しないということだ。怒りの感情にしても24時間いつまでもということはない。実際には極めて短時間で怒りの感情はピークを迎えて収束していく。僕らは,腹の虫が収まらないといっても実際には過去の出来事を思いだして怒りの感情を繰り返し反芻しているだけだ。ずっと怒っているだけならコミュニケーションも周囲とできなくなる。

最初の怒りのピークをいかにのりきるか。そこにすべてがかかっている。その方法は人によって異なるだろう。立ち上がっていったん別の場所に行くのでもいい。目を閉じるのでもいい。とにかく無意識に怒りに流される前にぎりぎりのところで意識を介入させる。それができるようになればかなり怒りをコントロールできるのだろう。

感情と言葉は不思議な関係にある。感情が言葉をうみだし,言葉が感情をさらに過激にすることもある。例えば怒りによって罵声を口にするとさらに興奮する。

どんなときも感情と言葉を冷静にとらえる人がかっこいい大人なんだろう。なかなか険しい道ではあるががんばっていこう。