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ブログ 浜辺の事務所から

日々の出来事を徒然に綴っています。

ブログ 浜辺の事務所から 第210話

悩みは自分で回答を見つけるほかない

公開日
2019.01.10
投稿者
島田 直行( 所長弁護士)

僕の事務所では,定期的に「なぜはたらくのか」「なにを事務所が実現したいのか」をスタッフみんなで考える時間を確保しています。仕事の効率という観点からすれば非合理的でしょう。そんなことを真剣に考えなくても仕事をすることができます。売上があがるわけでもありません。

でも僕は長期的な視点からすれば避けて通れない時間と覚悟しています。僕らは,カタチなきものを提供しているため「これが商品です」と明示することができない。だからこそ「伝え方」にこだわらないといけない。そして「何かを伝える」というのは,無意識のうちに人格のすべてが表現されています。その人が何を考えて行動しているかはなんとなく相手に伝わるものです。「なぜ働くのか」をきちんと考えることが「そのひとこと」の印象を決定づけるときもあります。

そのなかで話題になったのが「悩み」についてです。僕らは,「誰かを救うことができる」と考えているところがあります。僕も開業したころは,「困った人を救いたい」という気持ちがありました。ですが現実の事件を目にしてきたうえで感じるのは,「救いは外になく自分の中にしかない」ということです。いかに周囲が努力しても自分のなかで現実と折り合いをつけていかなければ救いにはなりません。僕らができるのは,そういった自分のなかにある救いを見つける環境作りくらいでしょう。

「これがあなたの正解です。これで救われます」なんてものは傲慢でしかない。そうい事務所ではあってはならない。いつもクライアントと二人三脚で「ああでもない」「こうでもない」「さてどうするよ」と模索しつつひとつの道を見いだしていく事務所でありたい。

それは効率性とは無縁かもしれない。でも人の心の安らぎってものは,非効率的な余白にしかないだろう。みんながみんな余白を埋めたら息苦しい。