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ブログ 浜辺の事務所から

日々の出来事を徒然に綴っています。

ブログ 浜辺の事務所から 第152話

簡単にだまされてしまう人の3つの共通点

公開日
2018.07.10
投稿者
島田 直行( 所長弁護士)

弁護士の仕事をしていたら詐欺の被害あるいはこれに準じる相談にであうことがよくある。とくにひとり暮らしの高齢者などをターゲットにした詐欺の事案は頻繁に目にすることがある。

個人的な印象では詐欺として多いのは「健康」に関するものだろう。マズローの欲求段階説を持ちすまでもなく誰だって健康でいたいはずだ。とくに自分で体力の衰えを感じれば感じるほど健康への渇望は強くなる。不老不死の逸話が昔話の定番であるように健康とは永遠のテーマなんだろう。個人的には不老不死なんてまっぴらごめんだけど。

「人がいいからだまされやすい」というのは間違っている。個人の倫理観とだまされやすいかどうかは無関係といっていい。むしろだまされやすいかどうかは,「考え方」の相違だろう。いい悪いという問題ではない。だまされやすい考え方を知っておけばださまされにくくもなる。

だまされやすい人には3つの共通点がある。

1 自分はだまされない

自分はだまされないと自信があるほどもろい。このタイプの人は,自分が間違っていると認識できないので怪しいと感じても自分で自分を否定する。信仰と同じ。自分が報われないのは信仰が足りないからと。この手の人は自分の努力であらゆることは帰ることができるという圧倒的自信がベースにある。実際は違う。世の事象の多くは「たまたま」の結果だ。自信のある人はこの「たまたま」というものが受け入れがたい。すべては因果律のなかで理解したがってしまう。だからこそ理解できない事情にさもありそうな理由付けをされると満足してしまう。

2 成功は再現できる

他人の成功は,再現できると考える人もだまされやすい。「私はこれで成功した」と声高に述べると「なら自分だって」と考えてしまい一心不乱にセミナー通いをする。勉強をして高揚するのは立派なことだが肝心要なことが抜けている。それは「あの人とあなたはまったく違う」ということだ。誰かの成功本を読んで成功できたら世の中成功者だけで埋もれてしまう。成功は少数派だからこそ成功。みんなが成功するわけない。なにより成功と幸福は違う。

3 みんなが大好き

だまされやすい人は「みんな」が好きだ。「みんながやるなら大丈夫だろう」という気持ちになる。集団心理というものは怖いものであって個人の冷静な判断なんてあっというまに駆逐される。集団でなにかをするときには友達であっても根底に競争心理がある。顔では仲良く「そうだよね」といいつも「この人に負けられない」という意識があるからだます側としても楽勝だ。たきつければどんどん燃えるから。「僕は苦手だから」と最初から競わない人はだまされにくい。

だまされる人は,「だまされたこと」すら気がつかないもの。「自分は大丈夫かな」という疑問だけがあなたをプロテクトする。