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経営者の方々へ

経営者の孤独と悩みを引き受けます。
それは、自ら経営をしている弁護士の役割です。

従業員を引き抜いたライバル会社を訴えることできますか?

あなたの会社の営業部長が,ライバル会社に引き抜かれたとしたら。

さらに,その営業部長が担当していた取引先の一部がライバル会社に変わったとしたら,あなはた平常心でいられますか?

このような事案では,教科書通りなら損害賠償請求ができる可能性がありますが,教科書と実務は必ずしも一致しません。「訴えることができる」ということと「裁判で勝つ」ということとは次元が違います。訴訟をして敗訴すれば,弁護士費用,裁判費用,さらには時間的コストだけが掛かり,「被害が拡大しただけで終了」ということになるのです。

この手の訴訟では,従業員を引き抜かれた会社が勝訴することはなかなか難しい。現場に身を置く弁護士としては,中小企業では特に難しいというのが率直な意見です。その理由を簡単に説明をしましょう。

損害賠償を請求する場合,請求する側が損害を主張して立証しなければなりません。では,営業部長を引き抜かれた会社の損害とは,具体的に何でしょうか?

売上の減少だけでは損害を受けたとは認められません。他にも原因が考えられるからです。あるいは取引先が変わったことを,あなたは「損害」にするかもしれませんが,最終的に誰と取引をするかは取引先が決めること。商品を比較して魅力的だから取引先を変えたとなれば,自由競争の範囲内であって損害とは認められにくいでしょう。

申し上げにくいことなのですが,このような事態を招いたのはある意味,経営者の責任です。特定の取引先と特定の従業員の関係が固定化するようなことを認めていたことが一つの要因だからです。ライバル会社による介入を防止するためには,担当する営業マンを随時変えておくなどの工夫をしておくべきです。顧客を従業員と共に奪われないような「制度」も必要だということです。

よく言われることですが,組織においては優秀な人材から離れていきます。一人が離れると,せきを切ったように他の従業員も離れていくことがあります。優秀な人材が離れないような配慮もとても大切なのです。

「しっかりした組織」は経営者の日々の努力でしかつくれませんが,そのお手伝いなら私たちはすることができます。ぜひ一度お声掛けください。

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