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経営者の方々へ

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話し合いがつかない場合にはどういった手続をするのでしょうか?

親族だからこそ感情的になってしまうため,遺産分割は難しい場合が多いのです。

何ごとも話し合いで解決できればいいですが,そうもいかないのがこの世の中。遺産分割でも同じです。「親族だから話せば分かる」と思っていたら,まったく意思疎通ができなかったということが多々あります。

話し合いがつかない場合には,家庭裁判所に「遺産分割調停」を申し立てることになります。これは家庭裁判所が関与する話し合いとイメージしていただけたらいいでしょう。当事者全員で具体的にどうやって財産を分けるかを検討していきます。

ここで注意しなければならないのは,遺産分割調停は「分け方」を話し合う場ということです。そして「分け方」を決めるには,相続人が決まっていてかつ相続財産の範囲が明確になっていることが必要です。

例えば友達とホールケーキを分ける場面をイメージしてください。最初に決めるのは,誰がテーブルに座るか(=相続人の人数の確定)。次に検討するのがホールケーキ全体の大きさです(=相続財産の範囲の確定)。その上で各自がどれだけ受け取るかを検討することになります(=相続財産の分け方)。

このとき「あの人は相続人ではない」(相続人の人数)や「これも相続財産に含まれる」(相続財産の範囲)といった争いがあるときには,遺産分割調停ではなく訴訟によって相続人の人数と相続財産の範囲を決めます。その上でやっと遺産分割調停に戻って分け方を決めることができます。

遺産分割調停の期間は,だいたい半年から1年くらいかかります。5年以上かかった事案もありました。当事者が多数いて,不動産のような分けにくい財産が多い場合には,当事者の利害をそろえることに時間がかかります。

最終的に話し合いで分け方が決まらない場合には審判になります。イメージとしては家庭裁判所が「こうやって分けなさい」という決め方です。

依頼者の方の中には,「他の親族が許せないから早く裁判所の判断が欲しい」とおっしゃる方もいます。ですが裁判所としては,親族間の問題はできるだけ合意によって解決するべきという価値判断から簡単には審判をしてくれない印象です。形だけであっても当事者の合意で解決した方が,やはり親族にとってはよいのかもしれません。

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