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クレーム対策

「社長を出せ!」と言われても、もう大丈夫です

名誉権・プライバシー権・肖像権の違いってわかります?

島田法律事務所では,企業への悪質なクレーム対策に積極的に取り組んでいます。事件を対応をしていると「名誉棄損だ!」などと根拠なく罵声を浴びさせてくるクレーマーがいます。そんなとき「この人は,法律的な名誉の意味ってわかっているのかなぁ」と首をかしげたくもなります。

名誉権・プライバシー権・肖像権というのは,個人の権利として確立したものではありますが違いについてはっきり理解している人は少ないでしょう。ですが法律的な意味ではまったくちがいますので簡単に説明をしていきましょう。

名誉権とはなにか?

名誉棄損といった場合の「名誉」とは,「自分はこういう存在だ!」といった主観的なものではありません。「名誉」とは,ある人が社会から受けている客観的評価を言います。「自分」ではなく「他者」の視点が基軸になっているところがポイントです。「自分がどう考えているか」は外部からはわかりませんが「他人がどうとらえているか」は外部からもわかります。ですから外部からの評価というものを名誉権として保護したものと理解できるでしょう。

名誉棄損については,一定の要件を具備すれば責任を問われません。例えば政治家の不正を指摘した場合などが名誉棄損となれば民主政治が成り立ちません。名誉権といえども絶対不可侵のものではないわけです。

プライバシー権とはなにか?

プライバシー権とは,私生活上のことがらをみだりに公開されない権利といわれます。プライバシー権とは,実は古い権利ではなく19世紀のアメリカにおいて「ひとりでいさせてもらう権利」としてはじまったとされています。日本では,有名な「宴のあと事件」においてはじめてプライバシー権が権利として明確に指摘されたといわれています。

名誉権があくまで他人からの評価であるのに対してプライバシー権は,「自分の情報」についての権利です。

このようなプライバシーも表現の自由とのバランスをいかにとるかが裁判で争われることになります。

肖像権とはなにか?

肖像権とは他人から無断で写真・動画を撮影されたり公表されたりしないことを求めることができる権利です。プライバシー権の一部としてとらえればわかりやすいでしょう。最近ではスマホで簡単に撮影してネットに写真を撮影することが増えました。このような行為が肖像権の侵害になるのではないかと問題になることがあります。

いずれの権利も個人の人格に直結する重要な権利です。「まぁ大丈夫だろう」と安易にとらえていると思わぬところで足元救われることがあります。基本的な知識はきっちり抑えておきましょう。