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債権回収

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平穏な暮らしのため「このタイプ」に関わってはいけない

債権回収は,交渉からはじまります。弁護士として交渉をはじめるさいには,できるだけ相手の情報を調べておきます。相手のことを具体的に知るほどに交渉の展開イメージの精度が高まってきます。

交渉のイメージの仕方は,弁護士によって異なるでしょう。僕のスタイルは,「これはやってはいけない」という選択肢をひとつひとつイメージしていきます。頭のなかにはキャンバスがあってひとつひとつ不要なものを削除していくイメージが近いでしょう。ちなみに重量級の交渉の場合には,ラフマニノフのピアノ協奏曲2番を爆音で聞くようにしています。

話がそれました。さて僕は,これまで会社側としてありとあらゆるタイプの人と交渉をしてきました。「なんだそれ」という経験を積みながら現状に至るというわけです。そこからみなさんにお伝えしたいのは,関わると痛い目にあってしまう3タイプの人がいるということです。これから平穏な暮らしを過ごしたい人のために修羅場超えた者の見識として参考になさってください。

1 とにかく自分は正しいヒト
 「自分は正しく間違っていない」という確信こそ狂気のはじまりです。自信もあるラインを超えると人を傷つける道具になってしまいます。しかも自分が武器を振り回していることを認識していないからさらに話が難しくなってきます。
 このタイプの方は,天動説を信じています。自分が世界の中心で周囲がまわっているだけだと。「みんなわかっていないなぁ,仕方ないから私が教えてあげよう」となぜか啓蒙主義的な発想にいたります。ここで「余計なお世話ですよ」冷静な指摘をしてはいけません。クールな回答をすると「完璧な私を否定した。信じられない。」とさらに議論を求めてきます。
 このタイプの方には,「ではまたどこかで」と笑顔で去ることがクールな対応です。

2 とにかく著名人の名前が好きなヒト
 まったく聞いていないのに「じつは〇○さんと知り合いでね」。こういうタイプの人もよく見かけますね。いわゆるハロー効果といいますか虎の威を借りる狐といいますか。このタイプの方と話をしてストレスがたまるのは,名前ばかり挙がって議論が前にいかないことです。「あなたが〇○さんとお知り合いなのはわかりましたが目の前の問題の結論は?」と質問してもなかなか答えがでてきません。
 このタイプの方には,「すみません。あなた自身はどうなんですか。」なんていってはいけません。その人を全否定することになりかねませんから。「すごいですね。僕なんて有名人の知り合いなんてゼロですわ。」くらいで切り返しておきましょう。普段遣いにどうぞ。
 本当にどうでもいいことですがかつて酩酊した人にわけもなく「じつは俺には凄腕の弁護士の知りあいがおるからな。」とからまれたことがありました。「いまどき凄腕ってという表現も絶滅危惧種的だな」と感じたものです。

3 とにかく注目されたいヒト
 他人から注目されることが生業の人もいます。そういう人が注目されるためにいろいろ試行錯誤されるのはあたりまえのことですし違和感もありません。
 ですが世界には,そういう仕事とは関係なくとにかく他人から注目され賞賛されることに存在価値を見いだすひとがいます。このタイプの人は,自分に興味を持ってもらえないということが許されず理解できないのです。興味のない素振りを見せると「私だよ,わかってる?」ということになります。はっきりいって「あなた誰?」と言いたくなるのですが大人の交渉の場ではなかなかいえないものです。
 このタイプの方には,「さすがですね。」「よっ,大将!」くらいの軽いノリで適度な距離感を維持しておくことが普段の暮らしのなかで最適です。

みなさんのまわりにもこういうタイプの人がいるかもしれません。心理学者のアドラーは,人間の悩みはすべて人間関係の悩みと主張したそうです。悩んでも仕方ないので気軽に生きていきましょう。

いったい債権回収となんのかんけいがあるのかといわれればほとんど関係ないコラムでした。