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労働事件

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社員がネットへの不適切な投稿をした場合には?

「便利なもの」の背後には,なにがしかの「リスク」といったものが隠れています。どれほど便利なものであっても利用する側に倫理観がしっかりしていないとかえって誰かに迷惑をかけてしまうことがあります。

インターネットは,そのさいたるものでしょう。私たちは,もはやインターネットのない暮らしを想像することができなくなりました。30年前にはインターネットなどない暮らしを普通にしていたわけですが。。。(人間というのは慣れてしまうと過去を忘れてしまう動物ですね。)

このネット。ときに社員の安易な行動で企業が迷惑を受けることがあります。メディアでも取りあげられましたが職場での不適切な行動を写真でSNSにあげて炎上したケースもままあります。そこまでいかなくても職場の情報をネットに記載してしまうこともあります。

おそらく多くの人は,「なんでそんなことを・・・」という感覚でしょう。とくに自分で不適切な行動をしてSNSにあげるなんて理解できないでしょう。本人としては,それが悪いことという意識のまえにSNSで共感して欲しいという意識を抑えることができなかったではないでしょうか。「共感」という言葉の響きはいいものですが一歩間違えば価値観の押しつけです。自分の意思を受け入れてもらえないと不満や不安にもなりかねない感情です。

そもそも「共感」というものは狙ってえるものではないでしょう。自分の意思を表明してなんとなく周囲が同調するから「共感」されるものです。「きっとこういえば他の人も共感してもらえるはず」と意識すると見境なく行動するようになります。そこには「抑制的な自分」はなく「他人に注目してもらう自分」しかないからです。

企業としてもやはり「メディアに対してどのようにつきあうか」を社員教育のひとつとして取り入れるほかありません。自分の安易な行動がいかに企業に対して損失になるかについて事例を挙げて説明をしていくほかないということです。本人としては,「このくらいはいいでしょう」という気持ちがどこかにあるからです。

最近では就業規則のなかにSNSなどへの投稿のあり方について明示している企業も増えてきました。不適切な投稿をすればペナルティを受ける可能性もあります。ですが技術が日々変化する現在において就業規則でひとつひとつ記載していくことには自ずと限界があります。本質的には利用する人の倫理観を高めていくほかありません。それは時間もかかりますし体系化も容易ではないですが避けられないことです。そのいっかんとして不適切な投稿があれば企業としてはっきり指摘していく姿勢が大事でしょう。

「なんでここまで指導しないと」と感じるかもしれません。ですがメディアリテラシーの相違とは,そういったものです。あきらめずに言い続けることが企業内でのメディアリテラシーを高めていく唯一の方法です。