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お墓を買うときは何を買っているのでしょう?

あなたがお墓を買うとき,何に対してお金を払うことになるのでしょうか?
お墓を購入される前に,ぜひ知っておいていただきたいことをこれから書きたいと思います。

墓石と墓地とは別のものです

「お墓を買う」といってイメージするのは,まず墓石と墓地でしょう。ですが墓石と墓地では,扱いがまったく異なりますのでご注意ください。

お墓とは,死体を埋葬して焼骨を埋蔵する施設である「墳墓」と,都道府県知事(市又は特別区にあっては市長又は区長)の許可を受けた「墓地」からなります。墓石は,墳墓のひとつということになります。

墓石は,ご自身が購入するため,デザインも基本的には自由にすることができます。ですが,寺院墓地を経営する寺院は「寺院の属する宗派の方式と異なる方式による墓石の設置を拒むことができる」とする過去の判例があります。(最判平成14年1月22日)ですから,何でもかんでも自分の好きなデザインにすることができるというわけではありません。いずれにしても墓石は,「所有することができる」ことがポイントです。

これに対して墓地は,自分で所有することはできません。一般的には地方公共団体,宗教法人あるいは公益法人が墓地の経営をしています。宗教法人の経営する墓地では,同じ宗派の方だけを対象にしている墓地もあれば,他の宗派も認める墓地もあります。私たちが墓地について手にする権利は,あくまで墓地の使用権なのです。

墓地の使用権はどんな意味があるのでしょう

墓地の使用権は,墓埋法(墓地,埋葬等に関する法律)で具体的に定義されていません。ですが墓地は,容易に移動することができず,将来にわたり死者を敬う場所とされたものです。そのため墳墓について管理する方がいる限りは,契約期間の有無に関わらず半永久的に使用することができる権利と解されています。(墓地使用権は,「永代使用権」と表記されることもあるようです)ポイントは,墳墓について管理する方がいるかどうかということです。管理者がいなくなれば,墓地としていつまでも使用できるわけではないということです。

このような墓地の永代使用権の内容は,墓地の経営主体との具体的な契約などによって決まります。

ちなみに,最近よく耳にする「永代供養墓」をご存じでしょうか。
永代供養墓は,墓地の永代使用権と似ていますが内容としてまったく違います。
永代供養簿は,祭祀を執り行う方がいない場合に,墓地の経営者である宗教法人などが供養を実施するというものです。個別に納骨した上で一定期間経過後に合祀する場合や,最初から合祀する場合などいろいろなパターンがあります。少子化が進む中で,ますます永代供養墓を利用するケースが増えていくように考えられます。