横浜を歩いて思うこと

投稿者:
島田 直行(弁護士)
2019.09.23 経営者の方々へ

仕事の用事もあって人生二度目の横浜に。今回は時間もあったので町のなかをゆっくり歩いてみた。やはる歩いてみることで町というものを体験することができる。

なによりも驚いたのはみなとみらいを中心とした再開発のスピード。少し前の写真と比較するといかにこの町が成長しているのかがよくわかる。「港がひらける」というのをまさに目にした感じがする。横浜は,歴史的にも「ひらく」という言葉が似あう。何かを開いていくためには受け入れるだけのスピリッツが必要だ。たんに形式的に門戸を開くだけでは文化の定着にはならない。横浜には,そういった違ったものを受け入れるという精神的な素養があるような気がする。受け入れる姿勢があるからこそ日本的なものと異国的なものが共存できたのだろう。

横浜が観光として優れているのは,「観る」「体験する」「食べる」という慣行の要素がすべて徒歩圏内で完結できて一日が終わるところだ。おそらく意図的にデザインされているのだろうが限られた距離内に集約されているのは旅行者を巡回させてとても効率的だ。基本的なデザインを描いた人はすごいと思う。せっかく旅行に来て移動に時間を取られるのはけっこうつらい。「あれもこれも」というのが普通の感覚だ。そういったストレスがないというのはかなりの強みだ。

しかも横浜は古い歴史的なものがうまく保存されアートのひとつとして活用されている。錨やレンガが町中に当然のようにあるのは美しい。これがすべてビルとかだとおそらく面白くない。かつての造船所の跡地すら商業施設のなかで活用されていた。旅行者の隣を地元の人が犬を連れて歩いていく。なんともいい雰囲気。こういう町づくりはぜひ学んでいきたいものだ。