ありがたいこと!日医ニュースで書評をいただきました

投稿者:
島田 直行(弁護士)
2021.07.20 医療機関の方へ

「院長、クレーマー&問題職員で悩んでいませんか? 」の書評を日医ニュースの令和3年7月5日号に掲載していただきました。書評については,こちらのページから閲覧することができます。自分が執筆する側になるまでは書評はもっぱら「読む」対象だったので評価される側になるというのはなんとも不思議な感覚です。こうやって書評をいただけるとやはりありがたいですね。

本書は実際に発売されるまで「どこまでニーズあるかな」と考えていました。僕は,普段からクリニックの仕事に関与しているためにひとの問題が院長にとって身近でかつ現実的な問題であることを認識しています。ですから予防的な観点から本書を執筆することにしました。「致命的な問題になる前にここだけは押さえておいてください」というものですね。クリニックに限ったことではないのですが問題に対しては予防の有無こそがすべてを決すると言って過言ではないです。たいていは無防備なままでトラブルに巻き込まれるので大変な労力とコストを強いられることになります。こういった予防が大事というのはおそらく誰しもわかっていることです。わかっているのになかなか時間をとって予防について学ぶことがありません。実際に問題が起きたときになってはじめて「あのとき対処しておけば良かった」と言うことになりがちなわけです。セミナーでも良くお伝えしますがいかなる問題も自分事になってはじめて真剣に向き合うと言うことです。ひとの問題にしても「うちは大丈夫」と安易に考えているところほど問題が顕在化したときに大変なことになります。これはクリニックの規模の問題ではありません。院長のマインドセットの問題と言えるでしょう。

読者の方の感想として多いのは,「困っているのはうちだけじゃなかった」というものです。つまり誰しも同じような悩みをどこかで抱えつつも吐露する場所がないと言うことでしょう。多くの医師にとってクリニックにおける「ひとの問題」は,外部に知られたくないナーバスな問題です。知られたくないがゆえに目を閉じてじっと過ぎ去るのを待つということになってしまいます。それはたいてい問題をさらに面倒なことにしてしまうものです。本書を読んでいただき「ひとの問題は誰しも当事者になる」ということをまず理解していただきたいわけです。そこからです,すべては。その前提に立つことで「今できることは何か」をはじめて真剣に考えることができるようになります。本書は基本的に事例をベースにしているため覚悟さえ決めれば読み進めるのは難しくはないです。たいていの事案の着地点についてもイメージできるはずです。ぜひ御自分のクリニックの安定と繁栄のためにご覧ください。