明日からの仕事になんとなく落ち着かない人へのアドバイス

投稿者:
島田 直行(弁護士)
2020.01.05 (更新日:2020.01.06) その他

明日から本格的な仕事はじめという方も多いでしょう。僕の事務所も明日から令和2年のはじまり。「仕事はじめだ!がんばろう」という気持ちになればいいのですが,なんだか落ち着かない人もいるでしょう。そんな方に向けたちょっとしたアドバイスをお伝えしましょう。

さらなる成功よりも今の暮らしにフォーカスしよう

「成功」という言葉があまりにもあふれて過ぎています。ここでいう成功とは,簡単にいえば経済的成功のことです。「いかに少ない投資で最大のリターンを得ることができるか」について血眼になっている印象を受けます。

もちろん誰だって「よりよい暮らし」に憧れるのは当然であって経済的成功を手に入れたいと考えるでしょう。それが人生のモチベーションになっている人もいるはずです。

ただ実際にどれほど努力してもうまくいかないことってあります。努力と成功は必ずしも比例するものではないです。むしろ「たまたま」が成功の要因になっていることも少なくありません。あるいは努力の方向性を間違って結果につながらないときもあります。だからこ将来の展望としての成功しか意識していない場合にはかなわぬ現実に息苦しくなります。

僕は,「それなりの暮らし」というものこそ大事だと考えています。朝目覚めて,あわてて出社して,えらいこちゃと仕事をして,家に帰って家族とくだらない話をして寝る。いっけんすればありふれた日常です。でもありふれた日常って冷静に考えると奇跡です。世界には目を覚めることができずに朝を迎えた人もいらっしゃるわけです。

成功よりも「この暮らしはまぁまぁだな」と現実を肯定することがが生きづらさから離れる第一歩でしょう。

目標よりもできることを淡々とやればいい

僕らは,目標という言葉が大好きだ。とくに年始になれば「今年の目標」という言葉に代表されるように誰しも「こういう夢を実現したい」という思いにかられるでしょう。

でも僕は,目標なんてあえて設定しなくてもいいんじゃないかなと考えています。僕も一応は今年の目標というものを決めてブログにも書いていますが「なんとしてでも達成してみせるぜ」という強い意志なんてなく「うまくいけばいいな」というくらいです。すみません適当で。

器用な人は,ネットでも高い目標を掲げて努力の果てに見事達成します。そして周囲から「さすがだ」と評価されます。かっこいいですよね。

ただ誰しもが自分の目標を見事に達成できるほどに器用ではありませんし,器用である必要もないです。僕なんて「減量します」といってなんども失敗していますから。それでも平然とブログを書いているわけで。すみません適当で。そんな人のブログを読んでどうなると思われるでしょうがもう少しおつきあいください。

むしろ高い目標を掲げてしまうと達成できないということでかえってストレスになります。「達成しなければ」という強い意志がプラスに機能すればいいのですがマイナスに機能する人もいます。ですから目標をあえて低めに設定して成功したら「よかったね」と自分で満足できるくらいがいいんじゃないのでしょうか。

僕としては,目標を設定するよりもできることを淡々とやることの方が大事な気がします。あまりに目標を高く設定すると「やるべきこと」を忘れたり手を抜いて周囲に迷惑をかけてしまいます。しかも周囲に迷惑をかけていることが高い目標ばかり向いているため気がつかない。

僕は,「目標がああだこうだ」という人よりも淡々と自分の仕事をこなしている人にこそ「すごいな。見習おう」と感心しますね。

「みんな」という名前の人はいない

職場の足が重たい大きな理由は,やっぱり人間関係でしょう。人間関係がぐちゃぐちゃだとどうしても気が滅入ってしまいます。人間の悩みなんて大半が人間関係の悩みですから。

僕は,人間関係で悩んでいる人に「みんなに好かれるなんて無理だから」とよく言います。

よく顔の広い人のことをうらやましく思うときがあります。「あの人はみんなに好かれて凄い」と。人脈を持っているというのはいろんないみでメリットがあるでしょう。それを否定する気はありません。

ですが「顔を知っている」ということは,直ちに人脈になるとは限りません。「信頼できる関係」と言われればさらに難しくなるでしょう。たんに「知り合いの多い人」というだけかもしれません。

これまでいろんな事件を見てきて感じるのは,知人の量と個人の幸福はたいして比例しないということです。どれほど知人が多くても孤独な人はいます。逆にほとんど付き合いのない人でも満足している人もいます。

人は,価値観もバックグラウンドもまったく違います。あなたにとっての常識は,他の誰かにとっては非常識かもしれません。ですから「みんなに好かれよう」というのはもともと無理なことです。無理なのに好かれようとするから「自分に非があるのではないか」と疑心暗鬼になってしまいます。

世の中にはどうしたって意見の合わない人もいます。そういう人とは,争いを避けるべく適当な距離を置いおくくらいの気持ちがいいです。「なんとかうまくしないと」と肩に力を入れるほどにうまくいきません。

人生やっていたらいろいろありますよ。いろいろ。だから悩みだしたら終わりのないわけで。せっかくの年の始まりですから気持ちも新たにぼちぼちやっていきましょうや。