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自分のことって、なんでこうも後回しになるんでしょうね。

島田 直行 弁護士:島田 直行 投稿日:2025.07.11

忙しいときに限って、次から次へと問題が起きてくるものです。
目の前の案件を片付けたいのに、また新たな問題が顔を出してきて、しかも「急ぎで」とくる。そんな時は、まるで現実が意地悪をしているんじゃないかと思えてしまいます。

こういうとき、書籍やセミナーでは「優先順位をつけましょう」「落ち着いて対処しましょう」といった対処法が紹介されています。私自身も、人前でお話しすることがあります。でも、いざ自分の身にふりかかってきたときに、それを実行できるかというと…正直、なかなか難しいものです。

私は弁護士として、企業や組織の問題に関わることが多くあります。客観的に状況を見て、アドバイスをする立場にあるわけですが、自分自身の問題に関しては後回しにしてしまいがちです。やらなければならないのに、つい後回し。そんな自分に気づいては、また反省…という繰り返しです。

なぜ他人のことだとすばやく動けるのに、自分のことになると腰が重くなるのか。
それは、「責任」の感覚が関係している気がします。誰かのためだと「やらなきゃ」という責任感が自然と生まれる。でも、自分のこととなると「まぁ、今じゃなくても」と感じてしまう。

そしてもうひとつ。他人の問題だと、ある程度距離がある分、見えやすいというのもあると思います。自分のことは近すぎて見えにくい。感情も入るし、どうしても冷静さを欠いてしまう。

だから私は、自分が煮詰まってきたなと思ったら、あえて人に意見をもらうようにしています。自分ひとりの頭の中だけで考えていると、どうしても行き詰まってしまうので、一旦、自分から問題を「離す」。そうすることで、少し違う景色が見えてきたり、自分でも気づかなかった感情や考えが浮かんできたりします。

問題は、解決しようと抱え込むよりも、いったん「手放す」ことが大事なときもあります。
その手放し方に、少しだけ勇気が必要なんですけどね。

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