
さっぱりした夏の夕暮れ
弁護士:島田 直行
投稿日:2025.08.23
刺身に添えるカボスを見て「いい香りだなあ」と思うようになったのは、きっと大人になった証なんでしょうね。
子どもの頃は、どちらかというと甘いものや派手な味ばかりに目がいっていて、柑橘類はせいぜい風邪をひいた時に飲むポンジュースくらいの印象でした。でも今は、刺身を選ぶよりも先に、「あ、今日はカボスがあるな」とカゴに入れている自分がいます。ほんとに、香りが豊かで、すーっと気持ちまで整うような気がするんです。
今日もたまたまスーパーで、いいカボスが手に入りました。さっそく帰ってから刺身を切って、これでもかってくらいにたっぷり搾っていただきました。あの酸味と香りが加わるだけで、刺身の味わいがぐっと引き締まるんですよね。さっぱりしてるのに、どこか豊か。シンプルだけど、確かに変化がある。
仕事で出張するたびに、その土地ならではの柑橘類に出会うのもひそかな楽しみです。例えば愛媛の「せとか」や、徳島の「すだち」、九州では「へべす」なんていうのもあって、それぞれに個性があっておもしろい。旅先で「この柑橘、どんな料理に合うかな」なんて考えながら買って帰ると、自分がちょっと料理好きな人みたいに思えてきます。
最近は、柑橘類を「料理のアクセント」じゃなくて、むしろ主役として迎えるレシピを考えるのもいいな、なんて思ったりします。例えば唐揚げの下味に使ってみたり、パスタに合わせてみたり。自由にあれこれ試せるのが、自分で料理することの楽しみですよね。
なんだかこうして書いてみると、「好みの変化」って人生の小さな成長記録みたいなものかもしれません。かつての自分では気づかなかったものに、今の自分が惹かれるということ。それだけで、ちょっといい日だったなって思えるんです。
みなさんは、どんな柑橘類が好きですか?そしてそれを、どんなふうに楽しんでいますか?
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