
やるべきことはやった。あとは、神社に行くだけです。
弁護士:島田 直行
投稿日:2025.09.20
本日から、私の執筆した新刊『介護事業所のカスハラ・問題職員対応術』(日本法令)がいよいよ発売となりました。まずは、制作に関わってくださったすべての皆さまに、心からお礼を申し上げます。
最近の出版業界の流れでは、「初速」がとても重要だそうです。もちろん、じわじわと売れていくのも理想ではありますが、最初の数日間でどれだけ手に取っていただけるかが、今後の流通や展開に大きく影響してくると聞きます。
そんな背景もありまして、もしご興味を持っていただけたなら、ぜひこの機会に手に取っていただけるとうれしいです。
当たり前のことですが、本というのはただ書けばいいというものではありません。読んでもらって、はじめて意味が生まれる。特に私のような無名の書き手にとっては、それを届ける努力もまた、作品の一部なんだろうなと思っています。
有名な作家さんなら、発売されるだけで自然と届く読者がいるのでしょうが、私はそうではありません。だからこそ、地道に、自分の手でできる限りのことをやる。知っている方々に「よかったら買ってくださいね」とお願いしてみたり、小さな発信を重ねたり。派手なことはできなくても、できることはあるはずです。
そして、その「できること」のひとつとして、私は新刊の発売日には毎回、近所の神社にお参りに行きます。これ、もはやルーティンですね。
別に神頼みにすべてを託すというわけではありません。でも、自分としてやるべきことはやった、あとは静かに運に委ねよう——そう思うことで、すこし心が整うような気がするのです。
こういう感覚って、出版に限らず、日常生活の中にもたくさんありますよね。試験の前にゲン担ぎでカツ丼を食べるとか、お守りを握りしめるとか。どれも、結果をどうにかするというより、「自分の覚悟を決めるための儀式」みたいなものなんじゃないでしょうか。
「やれることはやった。だから、もう大丈夫。」
そう思えるだけで、ふっと肩の力が抜ける。その空白のような、すこしだけスカスカした感覚が、私は結構好きなんです。
結果がどうなるかはわかりません。でも、今日も神社の前で深呼吸して、空を見上げて、ちょっと背筋を伸ばして——そんな一日も、悪くないなと思っています。
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