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「社長法務」という仕事について

島田 直行 弁護士:島田 直行 投稿日:2025.09.30

 このたび、弁護士ドットコムタイムズにて私の取り組みについて取材を受けました。記事のテーマは「社長法務」。あまり耳慣れない言葉かもしれませんが、私がここ十数年の実務を通じてたどり着いた仕事のあり方を表す言葉です。

 弁護士に相談に来られる経営者の悩みは、単に契約書や法律条文に当てはめれば解決するものではありません。たとえば労働問題ひとつをとっても、就業規則や判例だけでは片づかない現実があります。従業員との信頼関係、他の社員への影響、さらには地域や家族との関わりまで、背景には無数の要素が絡み合っています。

 法律は白か黒かを判断する道具である一方、経営の現場にはグレーが多い。その狭間でどう舵を取るかは、経営者にとって常に重い決断になります。私は、そうした「正解のない問い」に共に向き合う存在でありたいと思っています。

 「社長法務」という言葉には、経営者の孤独に寄り添う姿勢が込められています。弁護士というと、どうしても「専門家」「先生」という距離のある立場に見られがちです。しかし現場で必要とされているのは、上からの指示ではなく、同じテーブルに座って共に考えてくれる伴走者ではないでしょうか。完璧な答えを押し付けるのではなく、いくつかの選択肢を示し、社長と一緒に「次の一歩」を選び取る。そうした仕事の進め方こそ、私が大事にしているものです。

 記事の中では、実際の事例や私自身の経験を交えながら、この考え方を紹介しています。経営者の方にとっては、自分が感じている不安や葛藤が「言葉にできた」と思っていただける内容かもしれません。また、法律に携わる若い方々にとっては、弁護士という職業の新しい可能性を感じてもらえるのではないかと思います。

 思えば、私自身が「社長法務」という言葉を使い始めたのは、ある経営者の方から「先生じゃなくて仲間でいてほしい」と言われたことがきっかけでした。その一言が、弁護士という立場にとらわれず、もっと柔軟に経営に関わっていいのだと気づかせてくれました。そこから私は、経営者の悩みに「法的助言+伴走」というスタイルで向き合うようになったのです。

 今回の記事を読んでいただければ、法律相談の一歩先にある「経営者と共に歩む法務」という姿を感じていただけると思います。よろしければ、ぜひご覧ください。

記事はこちらからご覧いただけます。

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