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ふわりと肩の力を抜いてみたら見えた景色

島田 直行 弁護士:島田 直行 投稿日:2026.01.16

「時間って平等に与えられているけれど、使い方は人によって全く違う」。 ふとした瞬間に、そんな当たり前のことを深く考えることがあります。僕自身、弁護士という仕事柄、常に時間に追われるような生活を送ってきました。限られた時間の中で、いかに効率よく、いかに緻密に準備を進めるか。それが誠実さの証だと思い、若い頃から「時間術」に関する本をそれこそ山のように読んできました。

「なるほど!これはすごい!人生が変わるぞ!」

本を読んだその瞬間は、いつもものすごい高揚感に包まれるんです。新しい手帳を買い込んでみたり、完璧なルーティンを組んで、まるで自分がスーパーマンになったかのような気分になったりして。でも、正直に告白します。大体3日後には、いつもの僕に戻っているんです。ええ、もう本当にお恥ずかしいくらいに。

読んだり聞いたりした瞬間は、確かに心が躍る。だけど、ふと気がつけば、いつもの散らかったデスクの上で、いつものようにバタバタと仕事をしている。そんな自分に、若い頃はうんざりすることもありました。「なんで僕はこんなに続かないんだろう」「なんて意志が弱いんだ」と、自分を責めてしまったことも数えきれません。

でもね、この年になってようやく、「まあ、そりゃそうだよな」と、笑えるようになってきたんです。

人間の習慣とか性格って、そんなに簡単に変わるものじゃないですよね。これまで何十年もかけて築き上げてきた「自分」が、たった数日でガラッと変わるなんて、むしろそんなことの方が不自然なのかもしれません。

完璧な「こうあるべき」という理想に自分を無理やり押し込もうとすることの方が、よっぽど心が疲れてしまう。最近の僕は、「あ、今日はもう無理。寝よう!」と、良い意味で諦められるようになりました。なんだか、すごくポジティブな「諦め」なんです。

この感覚って、実はすごく大事なことなんじゃないかな、と思うのです。僕たちは「こうあるべきだ」と理想を語るのは好きだけれど、それを実際に継続するというのは、全く別の次元の話。語ったことがすべて実現するなら、この世に悩みなんて存在しません。

だから、最近の僕は「語るだけでも、まずはやってみようとしただけでも十分じゃないか」と自分を許すことにしました。それは決して不誠実なことではなくて、自分の現在地を認めるという誠実さだと思うのです。よしやろう!と思って失敗して、また元の自分に戻っちゃう。それはそれで、人間らしくていいじゃないですか。それぐらい気軽な方が、かえって長く歩き続けられる気がします。

結局、僕がいろいろな方法を試してたどり着いた答えは、「とりあえず、来たものをやる」という一点に尽きます。

「後でやろう」と先延ばしにするのが、僕はとても苦手です。だから、目の前にあることにまず手をつける。大きなことからでも、小さなことからでも、まずは「着手する」。この泥臭いスタイルが、今の僕には一番しっくりきています。

人生は、トライアルアンドエラーの繰り返しです。あれこれやってみて、失敗したり、三日坊主で元通りになったり。でも、その試行錯誤の中にこそ、その人らしい幸せの形が隠れているような気がします。

とりあえずやってみて、もしダメだったら「それもまた自分らしいや」と笑えるスタンス。それが、明日を少しだけ前向きにしてくれる秘訣かもしれません。

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