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やらないことを決める

島田 直行 弁護士:島田 直行 投稿日:2026.04.17

気がつけば4月も中旬を過ぎて、下旬に入ってきましたね。早いものです。
今年も暑くなるみたいで、今から少し気が重いですが、日々忙しくやっています。
忙しいときに、よく「優先順位をつけましょう」と言われます。
ただ、いざつけようと思っても、なかなかうまくいかないものですよね。どれもこれも大事に感じてしまう。結局、順番がつけられずに、全部を中途半端に抱えてしまう。そんな経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
僕が優先順位を考える前に、もう一つ大切にしていることがあります。
それは「やらないことを決める」ということです。
やらないことが決まらないと、やるべきことは見えてこない。
逆説的ですが、僕たちは成長しようと思うと、ついプラスのことばかり考えてしまいます。新しいことを始めよう、もっと勉強しよう、これもやってみよう。でも伸びるときというのは、意外と「何をやめるか」という引き算のほうが効いている気がします。一人の人間ができることには、そもそも限界がありますから。
これは、スタッフの育成でも同じです。
まだ慣れていない時期に、あれもこれもと伝えてしまうと、身につく前に次が来て、結局どれも定着しない。本人は一生懸命やっているのに、手応えがない。そういう状態になりがちです。
だから、やるべきことを絞る。
そして、どの順番で伝えていくかを考える。これは上司の仕事だと思っています。
僕たちは「何を教えるか」ばかり考えてしまいますが、「教える順番」は意外と忘れがちです。
順番を考えるときのコツは、できるだけ少なく、一気に詰め込まないこと。相手の様子を見ながら、ちょっとずつ渡していく。料理で言えば、一皿ずつ出していくような感覚でしょうか。
ここで一つ、付け加えておきたいことがあります。
「やらないことを決める」というと、どこか後ろ向きに聞こえるかもしれません。でも本当は逆で、残すべきものを際立たせるために、やらないことを決めるのです。全部を抱えたままでは、大事なことに割ける力が薄まってしまう。引き算は、捨てることではなくて、選ぶことだと思います。
そしてもう一つ。
社長一人の頭の中で「これはやらない」と決めていても、現場には伝わりません。やらないことを決めたら、それをきちんと周りに共有する。ここまでやって、ようやく組織として「やらない」が成立するのだと、最近よく思います。
結局のところ、仕事も育成も、足すよりも引くほうが難しいのかもしれません。
それでも、引き算ができるようになると、不思議と時間にも心にも余白ができてきます。
この春、一度立ち止まって「やらないこと」を書き出してみるのも、悪くないかもしれませんね。

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