「なんとなく」の足跡が、いつか私の輪郭になる
弁護士:島田 直行
投稿日:2026.01.08
こんばんは。今日もお疲れさまでした。
少し冷んやりとした空気が心地よい、夜の散歩道。静けさの中で、ふと頭に浮かんだことをそのまま言葉にしてみたら、なんだか少し心が軽くなった気がします。今日は、そんなとりとめもない思考のかけらを、あなたにお届けしたいと思います。
私たちは、「人生の意味」という言葉に、どこか惹かれてしまうところがありますよね。生きるということは、自分だけの人生の意味を探す旅路、そんなふうに表現されることもあります。「意味のある人生」と「人生の意味」。言葉の響きは似ていますが、この二つは、似て非なるものなのかもしれません。
「自分の人生に意味を持たせなきゃ」と意気込んでしまうと、途端に生きるのが窮屈になってしまうこと、ありませんか?
明確な目標を掲げて、それに向かって脇目も振らずに突き進む。そんなバイタリティー溢れる生き方は、眩しくて、憧れます。正直なところ、私自身も弁護士という仕事柄、計画的に物事を進めることが求められますし、「こうあるべきだ」という理想像を追いかけようとして、空回りしてしまうことがよくあります。張り切って分厚い手帳を買ったのに、最初の数ページしか埋まらずに一年が終わってしまったり(笑)。そんな、ちょっとおっちょこちょいな自分にため息をつくこともしばしばです。
でも、思うんです。すべての人が、強い意志を持って人生を切り拓いていけるわけではないんじゃないかなって。少なくとも、私には少し難しいみたいです。
振り返ってみれば、私の人生はたくさんの「なんとなく」の積み重ねでできています。今の仕事に就いたのも、最初から「絶対に弁護士になる!」という強烈な使命感があったわけではありません。いくつかの選択肢の中で、色々な条件を考えあわせて、「なんとなく」こっちかな、と選んだ道でした。
でも、それは決して恥じることではないと、今の私は思います。仕事のやりがいも、人との出会いの素晴らしさも、実際にその道に足を踏み入れてみないと分からないことばかりでした。何事も、やってみないと意味なんて分からないんですよね。
だから私は、「人生の意味」というものを、未来に設定するゴールではなく、過去を振り返ったときに浮かび上がる「解釈」のようなものだと捉えることにしました。
ここまで歩いてきた道のりを、温かい紅茶でも飲みながらゆっくりと眺めてみる。「あぁ、あの時のあの選択が、今の私に繋がっているんだな」「私はこういうことを大切にしたい人間なんだな」と、後になって気が付く。そんな内省の時間こそが、自分を知るということであり、その繰り返しの先に、ぼんやりとしていた「自分の輪郭」が少しずつ見えてくるのではないでしょうか。
そして、その輪郭は、決して一人きりで見つけるものではない気がします。誰かと出会い、言葉を交わし、時に支え合い、時にぶつかり合う。そんな、人との温かいつながりの中でこそ、自分という人間が形作られていく。
だから、焦らなくていいんです。今のあなたが「なんとなく」選んでいるその一歩も、きっといつか、あなただけの素敵な人生の模様の一部になるはずですから。
今夜は、そんなことを考えながら、もう少しだけ夜風にあたって帰ろうと思います。 あなたも、温かくしてゆっくり休んでくださいね。
明日が、穏やかな一日でありますように。
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