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まとまりのなさの中に、リアルがある

島田 直行 弁護士:島田 直行 投稿日:2025.06.25

このところ、経営者向けのセミナーに登壇する機会が続いています。
登壇といっても、私にとってはあまり「教える」という感覚ではなくて、「語る」といったほうがしっくりきます。体系的に話すのがどうにも苦手で、頑張って組み立てようとすると、だいたい途中でグダグダになるんですよね。

なので、最近は開き直って、自分の考えや感覚をストレートに伝えるようにしています。自然と脱線も多くなりますし、話の筋もどこか複雑に絡み合ってしまうのですが、それが今の私にとっての「等身大」なんです。

たしかに、こういうスタイルには賛否両論あると思います。でも、誰もがスマートに整理された思考で動いているわけではないし、現実の物事ってもっと混沌としているものじゃないでしょうか。感情や状況、無意識の選択が絡み合って、結果として今の場所にいる。そこに至る道筋を、あとから言葉で説明するのは、なかなかに難しいことです。

私にとって、セミナーで語るというのは、「自分自身を思い出す時間」でもあります。日常の中で沈んでいった感覚や思考の断片を、少しずつすくいあげるような作業。言葉にすることで、自分自身の内側をもう一度なぞりなおしているような感覚があります。

まとまりはないかもしれないけれど、それでも聞いてくださる方がいる限り、このスタイルを続けていこうと思っています。もし、誰からも声がかからなくなったら、それはきっと「社会に還元できるものを出し切った」ということ。そうなったときは、それが終わりではなく、新しい何かの始まりなのだろうと、そんなふうに思っています。

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