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時間がない、と思う日の夕暮れに

島田 直行 弁護士:島田 直行 投稿日:2025.06.20

今日は少し余裕があるな、と思った日のほうが、なぜか突発的な相談や連絡が立て続けに入ってきて、気づけば夕方。そんな経験、ありませんか?

私の仕事もまさにその連続で、計画的に進めるぞと意気込んだ日は決まって予定外の出来事が起きます。もちろん、そういった突発的な対応も含めて「弁護士の仕事」ではあるのですが、時間管理の本を何冊読んでも、なかなか理想どおりにはいきません。

そうこうしているうちに、スタッフに迷惑をかけてしまったり、バタバタと過ごして気づけば一日が終わっていたり。でもこれは、きっとどんな仕事でも少なからず共通する感覚ではないでしょうか。

最近は「余裕を持ったスケジュール」を意識しようと心がけてはいるのですが、なかなか自分のペースで進まないのが現実です。どうしても私は、18時を過ぎるともう思考が鈍くなってきて、何をしても頭に入ってこないんですよね。

ちょうど今、関門海峡をぼんやり眺めながらこの文章を書いています。日がゆっくりと落ちていく中、フェリーやタンカーが静かに進んでいく。もう何十年とこの風景を見ているのに、全然飽きません。

それはたぶん、海が一瞬たりとも同じ姿を見せないからでしょう。潮の流れや波のかたちが、いつも少しずつ違っていて、その微細な変化が心をとらえるのかもしれません。

時間も、海のようなものなのかなと思うときがあります。無理に止めたり、完璧に管理しようとするほどに、むしろ流れに逆らって疲れてしまう。そうではなく、流れに身をゆだねながら、自分にできる範囲で舵を取る。そんなふうに、仕事も日々も付き合っていけたら少し楽になるのかもしれません。

突発的なことが起きるのは当然。時間を完全にコントロールすることはできない。でも、自分の仕事のペースや量は調整できる。それだけでも、少し心が軽くなる気がしています。

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