曇り空のむこう側で、そっと思ったこと
弁護士:島田 直行
投稿日:2026.01.05
令和8年の仕事始め。といっても、毎年この日は決まって、年末年始に積み残したものをゆるゆると片付けるところから始まります。気持ちだけは「さあ行くぞ」と張り切っているものの、実際の動きはまだスロースタートです。
今朝も、例年通り、一番乗りで事務所の窓を開けました。潮の香りがふっと鼻に入ってきて、「ああ、戻ってきたな」と感じる瞬間です。窓の向こうには海峡。曇り空の下、いつものように波がゆれていて、何度も見たはずなのに、どうしてだろう、飽きることはありません。
同じ景色なのに、まったく同じということはなくて、潮の満ち引きや空模様によって、毎回どこかが違って見えるんです。不思議ですよね。変わらないように見えて、ちゃんと変わっている。それって、どこか人生にも似ているような気がします。
曇りの日って、なんだか心の内側が映っているような気がするんですよね。でも、「ずっと曇り」はない。いつかは晴れる。だから曇り空って、「もうすぐ晴れるかも」という兆しかもしれないな、なんて思ったりもします。むしろ、最初から晴れわたっているよりも、少しずつ光が差してくる方が、ありがたみがあるというか、好きなんです。
それに、曇りの日には曇りの日の美しさがあるし、雨の日には雨の日の静けさがありますよね。何かに憧れてばかりいると、今ここにある美しさを見逃してしまう気がします。僕たちって、ついつい過去や未来に思いを巡らせがちなんだけど、「今、この瞬間」に目を向けるって、意外とできていないんじゃないかと思うんです。
でも、僕たちが生きているのは、まさにこの一瞬一瞬なわけで。変えられない過去や、誰にもわからない未来を追いかけるよりも、いま目の前にある空気や光に気づいて、そのなかで丁寧に過ごすこと。それが、結局いちばん誠実な生き方なんじゃないかな、なんて。
そんなことを考えながら、窓の外の曇り空を見上げた令和8年の初日でした。さあ、今年もぼちぼちやっていきます。
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