
本を書く時間は、決めるもの。
弁護士:島田 直行
投稿日:2025.09.12
「いつ書いてるんですか?」
この時期になると、そんなふうに聞かれることがよくあります。
9月20日に新刊『介護事業所のカスハラ・問題職員対応術』を出版することになりました。
Amazonでも予約が始まっていますのでこちらからご購入ください。
今回の本は、私がこれまで関わってきた介護現場の中で、特に「人の問題」に焦点を当てた一冊です。
現場には理論だけでは動かないリアルがあって、どんなに正しいことでも、現実に落とし込むには工夫が必要になります。
「チップスの積み重ね」と言うと少し軽く聞こえるかもしれませんが、私はむしろそこにこそ本質があると思っています。
毎日の中で積み上げてきた“ちょっとしたこと”が、結果として一番効いたりする。
それを体系的にまとめたのが、今回の本です。
特に介護現場における問題職員やカスハラ対応は、担当者の一存で動かすにはあまりにも繊細で複雑です。
だからこそ、経営者自らが率先して指示を出すことが求められます。
「これ、明日からどうするか」という具体的な一手を提示できるかどうか。
これは介護に限らず、あらゆる組織運営において大切なポイントではないでしょうか。
話を戻しますが、「いつ本を書くんですか?」という質問。
これって、「時間が空いたときに書くの?」という意味合いも含まれているんですよね。
でも、私の経験から言えば、時間があるときに書こうと思っても、まず書けません。
時間って、放っておけばどんどん他の予定で埋まってしまうものですから。
だから私は、「この時間は書く時間」と、最初から決めてしまうようにしています。
決めてしまえば、案外動けるんですよね。たとえ1番手じゃなくても、10番手でも、とにかく順番に入れておく。
それが書き始めるコツだと思っています。
もちろん、書くことに集中する分、新しい事件の受任などに制限が出てくるのは事実です。
でも、それもまた「今やるべきこと」に優先順位をつけた結果だと考えています。
正直なところ、私は「表現すること」が好きなんだと思います。
自分の中にある考えを、文章としてまとめることで、自分自身と対話しているような感覚になる。
その時間は、たとえ忙しくても、とても大切なものです。
今回の本も、そんな自分との対話の中から生まれました。
介護現場をテーマにはしていますが、人にまつわる問題全般に通じる内容でもあります。
多くの方に手に取っていただけたら嬉しいです。
またぜひ感想も聞かせてください!!
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