東京という街で、自分の輪郭を確かめる
弁護士:島田 直行
投稿日:2025.11.08
ずいぶんと久しぶりの投稿になってしまいました。ちょっとバタバタしていて、なかなかブログを書く余裕が持てませんでした。正直なところ、今も身動きが取れているとは言いがたい状況です。それでも、少しでも記しておきたいと思える時間があったので、こうしてパソコンに向かっています。
この週末は東京で久しぶりにセミナーをさせていただきました。多くの方にご参加いただき、本当にありがたいことだなと感じています。私の場合、セミナーといっても、ただ情報を伝えるというより、自分の考えていることを自分の言葉で丁寧に表現することに重きを置いています。それが正解かどうかは分かりませんが、少なくとも「自分のスタイルを持つ」ということを大事にしたいと思っています。
うまく話せているとは思っていません。むしろ、拙い部分の方が多いのではないでしょうか。でも、何を伝えたいのかを自分なりに考え、その表現の仕方を磨いていく。これは普段の仕事にも通じる姿勢ですし、やっぱり日々勉強だなと感じます。
セミナーが終わった後、久しぶりに東京の街を少し歩いてみました。改めて思ったのは、東京というのは本当に「なんでもある街」だということです。情報も、人も、物も、すべてが渦巻いているような感覚になります。私のような性格の人間には少し刺激が強すぎる部分もありますが、それでもこの街の持つエネルギーには圧倒されます。
実際、東京で暮らすことができるかと聞かれれば、ちょっと自信がありません。やっぱり私は、もう少し静かで、海が見えて、人が少なくて、ぼんやりできる場所の方が落ち着きます。それでも、こうやって非日常の場所に身を置くことで、普段見えないものが見えてくることもあるように思います。
特に、東京で人生の一時期を過ごした方々が「東京時代」を語るときの表情には、何とも言えない重みがあります。きっと、良いことばかりではなかったでしょう。でも、それを含めて「東京で過ごした時間」は、人生に大きな意味を与えるのでしょうね。
東京を歩きながら、自分の無力さを改めて感じました。何も知らない、何もできない、そんな感覚。でも、その実感こそが、自分を成長させてくれるのだと思います。努力すれば何かがうまくいくとは限りませんし、すぐに結果が出るとも限らない。でも、ほんの少しの変化や気づきを大切にする。その積み重ねが、やがて自分の輪郭を形作っていくのでしょう。
自分のやるべきこと、自分の言葉、自分のスタイル。それを、これからも少しずつ磨いていきたい。そんなことを、銀座の街を歩きながら、ふと思いました。
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