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歩くことは、考えないことの美しさ

島田 直行 弁護士:島田 直行 投稿日:2025.10.07

秋の風が少しひんやりとしてきて、空が高く澄んでいると、なんとなく歩きたくなります。理由なんて特にないけれど、「ちょっと外に出てみようかな」と思える空気。そんな季節です。

歩くことは、たぶん考えることだと思っています。だけど、変な話なんですけど、歩いているときって意外と“考えがまとまらない”。「これについて考えよう」と思っても、すぐに他のことに気を取られてしまう。たとえば風のにおいとか、落ち葉のカサカサした音とか。行き交う人の会話が聞こえてきたりして、集中どころじゃなくなる。

でも、それがなんだか無邪気で好きなんです。

あっちに揺れて、こっちに飛んでいくような思考。落ち着きがないと言えばそれまでですが、その「まとまりのなさ」こそが、頭の中に空白を作ってくれる気がします。思考にすきま風が吹くというか、いつもの考えがちょっと遠ざかることで、新しいものが入ってくる余白ができる。

ちゃんと考えることも大事だけれど、ちゃんと“考えないでいる”時間も、実はすごく大事なんじゃないかなと思うんです。散歩の途中でふとアイデアが浮かんだり、忘れていた人を思い出したり。そんな些細なことが、あとから振り返ると自分を助けてくれていたりします。

考えごとをしに歩くというよりも、考えごとからちょっと離れてみるために歩く。そんな時間があると、心も少しだけ軽くなるような気がします。

この秋、あてもなく歩いてみるのも、案外いいかもしれません。

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