083-250-7881[9:00〜17:30(土日祝日除く)]

tel:083-250-7881[9:00〜17:30(土日祝日除く)]

tel:083-250-7881[9:00〜17:30(土日祝日除く)]

経営を学ぶということは、人を慈しむこと

島田 直行 弁護士:島田 直行 投稿日:2025.07.12

本日は、知り合いの若手経営者の方々と勉強会を行いました。同世代ということもあって、話のテンポや視点に共感が多く、自分にとっても非常に学びの多い時間でした。

私たちは、大人になればなるほど、学びの機会を自ら減らしてしまっているように思います。もちろん日々の仕事を通じて何かを得ているのかもしれませんが、それを”学び”として受け取る感度は鈍ってしまいがちです。

でも、本来学ぶという行為は、なにも机に向かって座学をすることだけではありません。経営においては、むしろ実践の中から、つまり”実学”こそが真の学びになると感じています。そしてその実学を得るには、他の経営者の声を聞くのが一番。私はそれを”耳学”と呼んでいます。

「企業経営についてどうやって学んでいるのですか?」と聞かれることがあります。本を読むことももちろん一つの方法ですが、それだけではなかなか現場の温度感までは伝わってきません。実際に経営に携わっている人の悩みや葛藤、喜びを聞くこと。それが、地図に載っていないリアルな情報を得る手段だと思っています。

特に印象に残っているのが、若い頃からお世話になっているK会長のお話です。その方の経営スタンスは非常にシンプル。「人をとにかく大切にして、慈しみながら経営していこう」というものでした。

その哲学に若い頃に触れたことは、今の私にとってかけがえのない財産です。人を大事にする――言葉にすれば簡単ですが、実際にどう行動に落とし込むかは難しいものです。例えば、相手に声をかける、挨拶をする、姿を見たら気づいて伝える。そういった一つ一つの小さな行動が、人を大切にすることの実践だと学びました。

日々の業務に追われる中で、そうした余白のある行動を意識するのは簡単ではありません。でも、それが経営の根幹をつくることもあるのです。

今日の勉強会で改めて感じたのは、やっぱり経営者同士で語り合うことの大切さ。そして、そうした学びを通じて自分の姿勢を整えることの意義です。経営者からの学びは、私の人生にとって本当に大切な宝物だとしみじみ思いました。


BLOG一覧へ戻る

<<次の記事

前の記事>>

CONTACT

お困りごとは、島田法律事務所で
解決しませんか?

お急ぎの方はお電話でお問い合わせください。
オンライン相談をZoomでも対応しています。

083-250-7881
[9:00〜17:30(土日祝日除く)]