違うからこそ、一緒にごはんを食べられる関係がいい
弁護士:島田 直行
投稿日:2025.11.23
気がつけば、しばらくブログを更新していませんでした。
書きたい気持ちはあるのに、忙しさに追われたり、なかなか「これ」というテーマが思い浮かばなかったり。気がつくと、時間ばかりが過ぎているんですよね。
ブログなんて、本来はもっと自由でいいはずです。
「今日こんなことを思ったよ」とか、「最近、こんな景色を見ました」なんて、まるでライフログのように気軽に綴れたらいい。
でもこのご時世、そう簡単にはいかない。
ちょっとした一言が、思わぬ誤解や批判を生んでしまうこともある。だからこそ、自分の言葉に対して慎重になってしまう部分もあります。
けれど、私はその「ブレーキ」こそ、大切だと思っています。
もちろん、思ったことを素直に表現できることは幸せなことです。
ただ一方で、自分の発言が誰かを傷つけたり、迷惑をかけてしまう可能性があるのならば、それはやっぱり気をつけるべきだと思うんです。
情報発信が当たり前の時代になったからこそ、最低限のマナーや心配りが、ますます大事になってきたんじゃないでしょうか。
これは誰かに忖度しろという話ではなく、「不文律」として自然に身につけておきたい感覚。
表現の自由と、他者への配慮。そのバランスを考えることは、私たちが社会の一員としてできる最低限のことだと思います。
たとえば、意見の違いについてもそうです。
誰かの考えに対して「それは違うよ」と思うことは当然あるし、それ自体が悪いことではありません。
むしろ「君と僕はここが違うね」と認め合える関係のほうが、ずっと健全だと思います。
ただし、それが「あなたの意見はおかしい」と一方的に否定する態度になると、それはちょっと違う気がするんです。
私としては、意見が違っても「じゃあ、飲みに行こうか」と笑って言えるような関係が一番好きですね。
考えが違うからご飯も一緒に食べない、なんてちょっと寂しいじゃないですか。
社会の分断がどうこうという前に、「違うところは違うまま」でいいし、それでも一緒に笑ったり語り合ったりできるほうが、ずっと人間らしいと思うんです。
そういった、緩やかなつながりをこれからも大切にしていきたい。
そんなふうに思う秋の夜です。
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