いい事務所をつくっていきましょう

 事務所の採用ページをご覧になっていただきありがとうございます。代表弁護士の島田直行です。 私たちの事務所は,悩んでいる方に対して安心感を提供することを目的として設立されました。
 私たちは,普段の暮らしのなかで悩んだり不安を覚えたりすることがあります。そういったときに誰かに「大丈夫ですか」と声をかけてもらえるだけでもこころ安らぐものです。私たちは,そういった誰かに寄り添いともに問題を解決していくことを心がけています。

 事務所では,事業拡大のために弁護士あるいはスタッフの方を求めています。 ただし人手が足りないから誰でもいいという発想はありません。 事務所の理念や価値観を共有してくれる人を求めています。 誰しも人間関係に苦労するようなところで働きたくはないでしょう。

 私たちは,いつも「いい事務所」をみんなで作ろうといろいろ考えています。 いい事務所と言っても人によって想像するものは違うでしょう。 「なによりも給与が大事」という人もいれば,「自分のペースで仕事ができる職が欲しい」という人もいるでしょう。 そこで私たちの考えている「いい事務所」について説明しておきます。

心理的に安心できるような場所であること

 まずなにより重視しているのは,働く人が心理的に安心できるような場所であることです。

 「これを言っていいのかな」「誰かの機嫌を損ねないかな」と気を遣いながら仕事をしないといけないとなると辛いです。 これでは気疲れしてしまって本来の業務に注力することができません。 しかも周囲に助けを求めることもできなくなって問題をひとりで抱え込むことになってしまいます。 これでは長期的に勤務することなんてできないですし自分の人生を無駄にしてしまいます。

 事務所では,スタッフ相互のコミュニケーションを充実させるようにしています。 みんながいろんなことを話すなかではじめて「自分の意見を言っても大丈夫」という安心感が生まれてきます。 こういった個人の安心感は,人から人へと自然と伝播するものです。 自分のなかに不安を抱いていたらクライアントへ安心感を提供することもできません。

 人生ではいろんな問題にめぐりあいます。 「やる気しないな」と落ち込むことだってまじめに暮らしていたら当然あることです。 それでも「落ち込んでも仕方ない。とりあえず職場でひとつ相談でもしてみようか」と感じてもらえるようになったらベストです。

仕事のメリハリのついた場所であること

 ひとりの大人が職場で過ごす時間は決して少なくありません。 1日8時間の勤務としても一日の3分の1を職場で過ごすことになります。 だからこそ仕事をするうえではメリハリをつけることが求められます。

 例えば事務所では,定時に帰宅することを推奨しています。 仮に残業をするにしても午後6時には退社することを求めています。 きちんとした私生活を確保してこそいい仕事はできるものと考えています。 なにかを犠牲にするような働き方では長期的な勤務になりません。 「家族とご飯を食べる」「夜はしっかり睡眠をとる」「休日はでかける」といったあたりまえの暮らしができてこそ仕事の品質もあがっていきます。

 事務所では,スタッフに求めるレベルは決して低くはありません。 むしろ他の職場では指摘されないような細かい部分まで指摘しています。 不安なクライアントにサービスを提供させていただくのですから中途半端な姿勢で取り組むべきではないからです。
  こういった指摘や指導についてもメリハリをつけるようにしています。 耳に痛いことでも御茶を濁さずはっきり伝えるようにしています。 そうすることが本人の成長にもつながるからです。
 事務所では,やむを得ず失敗をしたことについてマイナスの評価がされることはありません。 誰だって新しいことに挑戦すれば,失敗するものです。失敗と指摘を受けながら成長していくことを評価しています。

女性にとって本当に働きやすい場所であること

 事務スタッフは,全員女性です。 前職も営業職あるいは公務員など千差万別です。 法律事務所で勤務した経験がある人は,ほとんどいません。 大半の人がまったく未経験で事務所に勤務して力を貸してくれています。

 日本では,労働人口の減少もあって女性の活躍が声高に求められています。 ですが私たちは,積極的に女性の方を採用していこうとしたわけではありません。 事務所の価値観を共有してくれる人を探していたら結果として女性だったというだけです。

 ですが女性の勤務が多いことで「どうやったら彼女らが働きやすい職場になるのか」を真剣に考えるようになりました。 スタッフの意見を聞きながらはたきやすい職場になるための工夫をしています。

 例えば時間による有給取得。 子育て世代の女性にとっては学校行事や突発的な子どもの発熱などで休まざるを得ないことが多々あります。 こういったときに柔軟に有給が利用できるように時間単位での有給利用を採用しています。 実際に勤務しているスタッフからは「これだと有給が利用しやすい」と好評を得ています。 時間を管理する側として大変ですが働きやすい職場ってこういう地道な努力の果てにしかないと考えています。

 他にも出社時間の変更などについても可能な限り対応するようにしています。 こういった柔軟な対応ができるのもスタッフのチームワークがあってこそです。 これからも優秀な女性がいつまでも勤務できるような職場を目指していきます。

あなたの力を待っています!

 仕事は,「何をするか」よりも「誰とするか」こそ大事です。 短期的な売上や収益のためだけに増員するという発想はありません。 じっくりゆっくり成長していける人,コツコツ仕事ができる人,ひとの痛みがわかる人こそ求める方です。

 このサイトでは,「こんなはずではなかった」という採用のミスマッチを防止するために等身大の事務所について説明をしています。 「こんなすてきな事務所です」みたいな夢見がちな内容ではありません。 仕事の大変なところもきちんと表現するようにしています。 それが採用を考えている方への真摯な態度だと考えています。 ですから採用を検討されている方は,このページの内容をよくご覧ください。 そのうえで「よしやってみよう」と気持ちになったらぜひお申し込みください。門戸は誰にでも広がっています。

 事務所は,経験は一切問いません。まったく畑違いの仕事から転職してきたスタッフもいます。 必要なのは,経験よりも誰かを慈しむスピリット。 新たな出会いを楽しみにしています。

弁護士 島田直行